小児心臓外科手術における周術期感染予防策: 予防的抗菌薬投与法と創部管理について 大阪府立母子保健総合医療センター心臓血管外科 川田 博昭 心臓外科手術は,本来無菌的手術と考えられてきた一方で,体外循環に起因する免疫学的抵抗性の低下,低体 温,長時間手術,多くのカテーテル 抗生剤投与された患者のプラセボ群に対する 生殖器感染症のオッズ比 リスクに関わらず、予防抗生剤に効果あり 0.56 0.38 0.65 0.63 0.58 PID既往あり クラミジア陽性者 PID既往なし クラミジア陰性者 Total 具体的抗生剤の投与法 あまりにも酷いようでしたら、他の抗生剤ではダメかどうか医師に相談してみるのもお勧めします。 耳鳴り 耳鳴りの副作用は、放っておくと難聴になることもあるので、すぐに服用を中止しましょう。なお、耳鳴りは、キーンという高音だけでなく、ジー、ザー、シャーッといった比較的低音� 手術が予防薬剤の半減期の2倍以上の時間に渡る場合は手術中の追加投 与を行う。正常腎機能の場合、cez半減期は1.2-2.5時間、追加投与は2-5時間後となる。歴 史的に、手術直前単回投与と複数回投与は同等の効果との報告が多数(単回投与とは長時 低率となる手術において適応となる3-5 (a-Ⅰ) 。ただし多くの清潔創(クラスⅠ)で は、本来ssi 発生率が極めて低率であり、予防抗菌薬の有用性の証明は困難である。 b. rct での証拠がない場合でも、ひとたび感染がおこると重篤な結果を招くような手術(脳 1) 手術での中止薬と継続薬について Ⅰ中止薬 ① 抗血栓薬 抗血栓薬の中止が難しい場合は半減期の短いヘパリンに変更し継続する。 ヘパリン療法は手術4~6時間前に中止しact測定を行いながら手術に臨む。 ブピラックス(硫酸クロピドグレル) 抗血小板作用(不可逆的),手術14日に前に中止 また周術期を通じ腎障害を起こす可能性の高い薬剤、特に術前使用する頻度の高い造影剤などの使用には注意を要するが、近年心臓血管手術が積極的に行われるようになり、術前術後に造影検査が必須であることも少なくない。このような場合は腎機能により検査後の造影剤除去の透析を考慮す 手術前の体重を確認しておけば、たとえ侵襲期に点滴を多く入れても、利尿期に、「もとの体重は kgだから、 kgまで絞っても大丈夫」「5kg増えているから、少しずつ利尿かな」など、ある程度の根拠をもって管理することができます。